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【Figma】バリアントの基本とブーリアン(真偽値)型の作り方

figmaのバリアントの基本とブーリアン型の作り方

 

バリアントとは?

デザイン内で異なる状態バリエーションのあるコンポーネントを管理し、再利用できるようにする機能です。

figmaのバリアント機能の説明図

作成したバリエーションは配置した後にいつでも変更できるので、コンポーネント同様にデザインの一貫性を保つことができるメリットがあります。

 

今回は、「バリアント」の基本の使い方やブーリアン(真偽値)型の命名規則などについて、初心者向けにやさしく解説します。

できるだけわかりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてね!

目次

バリアントの基本の使い方バリアントの追加バリアントのプロパティの設定バリアントの切り替えブーリアン(真偽値)の使い方false(初期値)の設定true(変更後)の設定trueとfalseの切り替え
バリアントの命名規則複数のプロパティの命名バリアントのQ&Aバリアントが出てこないバリアントを解除するには?バリアントを結合するには?




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バリアントの基本の使い方

今回は、例として「ボタン」3種類の状態(通常、ホバー、選択)を設定し、基本的なバリアント機能の使い方を初心者向けに解説します。

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バリアントの追加

バリアント機能はコンポーネント化した要素にのみ適用可能です。

まずはコンポーネント化するための要素(今回は Button)を選択し、上部ツールバーの「コンポーネントの作成」( Figmaのコンポーネントボタン ) をクリックします。

または、右クリック>「コンポーネントの作成」を選択するか、ショートカットキーを押下することでも、コンポーネントの作成が可能です。

ショートカットキー

macのショートカットキー の場合は、⌘ + option + K
windowsのショートカットキー の場合は、ctrl + alt + K

 

次に、❷ 上部ツールバーの「バリアントの追加」( figmaのバリアントの追加ボタン )をクリックします。

figmaのバリアントの作り方

または、右クリック>「メインコンポーネント」>「バリアントの追加」を選択することで、バリアントの追加が可能です。

figmaのバリアントの追加を右クリックから行う場合

 

バリアントが追加されると、同じ要素が真下にコピーされて紫色の点線で囲われます

figmaのバリアント機能を適用した画面例

さらに、左パネルでは元の要素が「デフォルト」という名前、追加された要素が「バリアント○」という名前のレイヤーが追加され、右パネルバリアントのプロパティが追加されます。

 

今回は3種類の状態を設定するので紫の点線の下の「+」をクリックして、さらに一つバリアントを追加します。

figmaのバリアントの追加方法その2

 

この紫色の点線内がバリアント機能の適用範囲だよ!

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バリアントのプロパティの設定

バリアントを追加すると、「プロパティ名」と、それぞれのバリアントの「値」を設定できるようになります。

figmaのバリアントのプロパティ

「プロパティ名」は、「状態」や「サイズ」「色」など要素の特性や属性を表すものです。

「値」は、各プロパティに関連付けられる具体的な設定や属性を指します。(例:プロパティが「状態」の場合は、「default(通常)」「hovered(ホバー)」「pressed(押された)」など)

 

プロパティの設定は以下の手順で行います。

  1. バリアントの紫色の枠を選択
  2. 右パネルのプロパティ名にカーソルを合わせると表示される「プロパティの編集」( プロパティの編集 )をクリック
  3. プロパティ名にカーソルを合わせて設定(打ち替える)

figmaのバリアントのプロパティの設定

今回は、「ボタン」3種類の状態(通常、ホバー、選択)を設定するので、次のようにプロパティの「名前」「値」を設定しました。

プロパティ名
StateDefault
Hovered
Pressed

 

さらに、今回はボタンの状態を色で表現するので、それぞれのバリアントを選択した状態で、右パネル「塗り」を次のように設定します。

figmaのバリアント機能で作成したボタンの塗りを設定

塗り
35CB9E (Default)
42FFC6 (Hovered)
FBFF4B (Pressed)

 

ここで設定した「値」が、「バリアントの切り替え時」に表示されるよ!

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バリアントの切り替え

前項でプロパティの設定をしたバリアントを実際に切り替えてみます

まずは、ツールバーのリソース( figmaのリソースボタン )をクリックして表示されるパネルから、作成した「Button」キャンバスにドラッグします。

figmaのバリアントの切り替えを行うためにコンポーネントを設置する

 

配置した「Button」を選択した状態で右パネルのプロパティの値を変更してみましょう。

figmaのバリアント機能のボタンの動画

プルダウンメニューになった「Default」「Hoverd」「Pressed」の表示を切り替えると、設定した色が切り替えられていますね。

 

今度は、今回作成した要素にさらにオートレイアウトを適用してみよう!




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ブーリアン(真偽値)型のバリアントの使い方

2つの状態を持つような要素を作成する場合は、ブーリアン(真偽値)型のバリアントを作成することも可能です。

2つの状態とは、例えばボタンの「オン・オフ」チェックボックスの「選択している状態・していない状態」アイコンの「表示・非表示」などがそれにあたるよ!

figmaのブーリアン(真偽値)型のバリアントの説明

 

ブーリアン型でバリアントを作成すると、右パネル切り替えスイッチが表示されます。

figmaのブーリアン型のバリアントの切り替えボタンの例

 

これにより、1つのコンポーネント内で2つの状態を管理することができるようになります。

ブーリアン型のバリアントを作成する場合は、false(初期値)を設定したあとtrue(変化後)を作成するとスムーズです。

 

今回は、「アイコンの有無」でブーリアン型のバリアントを作成するよ!

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false(初期値)の設定

バリアント機能はコンポーネント化した要素にのみ適用可能です。

まずはコンポーネント化するための要素(今回は Button)を選択し、上部ツールバーの「コンポーネントの作成」( Figmaのコンポーネントボタン )をクリックします。

または、右クリック>「コンポーネントの作成」を選択するか、ショートカットキーを押下することでも、コンポーネントの作成が可能です。

ショートカットキー

macのショートカットキー の場合は、⌘ + option + K
windowsのショートカットキー の場合は、ctrl + alt + K

 

次に、右パネルのプロパティ「+」( コンポーネントプロパティを作成 )をクリックすると表示されるウィンドウで 「バリアント」をクリックします。

figmaのバリアント機能の使い方その2

 

すると、右パネルのプロパティに「プロパティ名」と「値」が表示されるので、❹ カーソルを合わせると表示される「プロパティの編集」( プロパティの編集 )をクリックします。

編集画面が表示されるので、「名前」に任意のプロパティ名を、「値」false を入力します。

figmaのブーリアン(真偽値)型のバリアントの機能のfalseの設定方法

これで、ブーリアン(真偽値)型のバリアントの false(初期値)の設定が完了しました。

次は、true(変更後)の設定を行いましょう。

 

ブーリアン型の設定するときは、必ずfalse」(または「off」や「No」)と打たないと機能しないから注意してね!

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true(変更後)の設定

まずは、バリアントの紫色の枠を選択した状態で、❶ 下側の「+」をクリックしてバリアントを追加します。

figmaのバリアント機能の追加方法

すると、右パネルにプロパティ名が表示されるので、「値」にカーソルを合わせて true 打ち替えます。

figmaのブーリアン(真偽値)型のバリアントの機能のtrueの設定方法

 

true の状態ではアイコンを表示したいので、アイコンのインスタンス「trueに設定したボタン」にドラッグし、ボタンを選択した状態で「オートレイアウト」で要素を横並びにし、間隔を調整します。

figmaのブーリアン(真偽値)型のバリアントの機能のtrueのアイコンの設定

 

以上で、ブーリアン型の設定が完了しました。

次は、実際にtrueとfalseを切り替えてみましょう。

 

falseの時と同様に、ここでも必ずtrue」(または「on」や「yes」)と打たないと機能しないから注意してね!

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trueとfalseの切り替え(on/offの切り替え)

前項でプロパティの設定をしたブーリアン(真偽値)型バリアントを切り替えてみます

まずは、ツールバーのリソース( figmaのリソースボタン )をクリックして表示されるパネルから、作成した「Button」キャンバスにドラッグします。

figmaのブーリアン型のバリアントのインスタンスを設置する

 

ボタンを配置すると、右パネルのプロパティに切り替えスイッチが表示されています

配置した「Button」を選択した状態で右パネルのプロパティのスイッチを変更してみましょう。

figmaのブーリアン(真偽値)型のバリアントの切り替え

「true」のときはアイコンが表示され、「false」のときはアイコンが非表示になっていますね。

 

プロパティがスイッチ型だと状態が2種類あるって直感的に理解できるね!




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バリアントの命名規則

バリアントの命名について、figmaの公式ページでは各コンポーネントに対して、スラッシュ「/を使用した命名を推奨しています。

そして、スラッシュ「/」を使用して命名する際の主なルールを紹介されています。

  1. プロパティの数だけスラッシュ「/」を使用する
  2. 各コンポーネントが同じ数のスラッシュ「/」を使用する

 

例えば、プロパティが3つあるバリアントを作成する際は、次のように命名します。

figmaの命名規則

 

そして、コンポーネントの「タイプ」や「大きさ」「状態」「アイコンの有無」をバリアント化する場合の命名方法として、次のように紹介しています。

figmaの命名規則

 

こうすることで、スラッシュを使用して命名されたコンポーネントは、バリアント化によって同じ階層ごとに自動的に値がグループ分けされます。

figmaのバリアントの命名の例

 

次の項で、実際に命名したコンポーネントをバリアント化してみよう!

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バリアントの複数のプロパティの命名

では実際に、プロパティが複数存在するボタンをバリアント化してみましょう。

今回は、次のような複数のプロパティを設定したボタンを作成します

  • バリアント … Primary , Secondary
  • サイズ … Large , Small
  • 状態 … Default , Pressed , Inactive
  • アイコン … on , off

figmaのバリアントの命名規則

 

各プロパティに対応したボタンの作成ができたら、それぞれのコンポーネントに対して命名します。

命名を行う場合は、スラッシュ「/」を使用して行いましょう。

バリアントの命名の例(プロパティが複数あるボタンの例)

 

命名ができたら、全てのコンポーネントを選択した状態で右パネルコンポーネントに表示されるバリントとして結合」をクリックします。

figmaの複数あるプロパティを持つボタンをバリアント化して作成する場合

 

すると、右パネルプロパティがグループ分けされた状態で表示されるので、プロパティを手動で入力します。

今回は次のような内容を入力しました。

figmaの複数のプロパティをバリアント化した際の右パネルのプロパティ画面

 

以上で、複数のプロパティを持つバリアントが完成しました。実際に配置してインスタンスのプロパティを切り替えてみましょう。

 

面倒だけど一度作ってしまえば、一つのコンポーネントで管理できるのでとても便利だね!

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オートレイアウトのQ & A

ここまで、Figmaのバリアント機能の基本から応用まで解説してきましたが、ここではその他の細かな疑問についてお答えします。

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バリアントが出てこない?できない場合

特定の要素にバリアントを適用する際、通常は上部ツールバーにバリアントの追加や右パネルのプロパティから「+」> バリアントを選択して行いますが…

figmaのバリアントの追加する場合

これらの項目が表示されずバリアントの追加ができない原因としては、対象の要素をコンポーネント化していないことが挙げられます。

 

要素をコンポーネント化し直して、バリアントの追加をしようね!

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バリアントを解除するには?(インスタンスの切り離し)

該当のバリアントを全て一括で解除する場合は、次の手順で行います。

  1. 紫色の点線内の全てのインスタンスを選択する
  2. 紫色の点線の外にドラッグする

figmaのバリアントの解除方法(全てのバリアントを一括で行う場合)

こうすることにより、バリアントが解除されてそれぞれ独立したコンポーネントになります。

figmaのバリアントの解除によってそれぞれ独立したコンポーネントになる

 

もし、紫色の点線内の一つの要素だけを解除したい場合は、一つだけ紫色の点線の外にドラッグしてね!

 

また、配置したバリアントを解除する場合は次の手順で行います。

  1. 削除したいインスタンスを選択する
  2. 右クリックで、「インスタンスの切り離し」を選択する

figmaのインスタンスを切り離す場合

 

そうすることで、選択したインスタンスがコンポーネントから解除されてプレーンな状態になります。

なお、インスタンスを切り離しても、元のバリアント(コンポーネント)は維持されます。

ショートカットキー

macのショートカットキー の場合は、⌘ + option + B
windowsのショートカットキー の場合は、ctrl + alt + B

 

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バリアントを結合するには?

バリアントを結合するには、結合したいコンポーネントを全て選択した状態で、右パネルに表示される「バリアントとして結合」ボタンをクリックすることで可能です。

figmaのバリアントの結合方法

バリアントを結合した後は、右パネルから「プロパティ名」「値」を入力し直しましょう。

 

選択した要素が全てコンポーネント化されてないとできないから注意してね!

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最後に

今回は、バリアントの基本とブーリアン型の作り方について解説しました。

Figmaについて、他にも詳しく知りたい方は他の記事もチェックしてみて下さい!

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Figmaの使い方について、基礎から応用まで初心者向けに解説しています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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